1. ホーム
  2. 社会
  3. 障害者競技、すそ野拡大一役 CPサッカー選手ら指導

障害者競技、すそ野拡大一役 CPサッカー選手ら指導

社会 神奈川新聞  2015年07月03日 03:00

スポーツ指導が特色の放課後等デイサービス(パラSCエスペランサ提供)
スポーツ指導が特色の放課後等デイサービス(パラSCエスペランサ提供)

 脳性まひ者(CP)サッカーチーム、エスペランサ(川崎市幸区)の選手とスタッフが、障害のある子どもを受け入れる「放課後等デイサービス」事業に乗り出した。学校以外の居場所を提供するだけでなく、スポーツ指導を通じて体力増進やコミュニケーション能力の向上を後押しするのも特色。2020年の東京パラリンピックへ、障害者競技のすそ野拡大にも一役買いたい考えだ。

 4月に開設した放課後支援教室「エスペランサNEXT」は、幸区内の事務所で子どもの学習支援などに当たる一方、公共施設を活用したスポーツ指導を事業の柱に据える。現時点でサッカーやバスケットボール、走り方教室のメニューが組まれ、利用者に選択してもらう仕組みだ。

 運営するのは「パラSCエスペランサ」。神(じん)一世子(いよこ)代表理事は「例えば(健常者と一緒の)体育の授業は見学というふうに、やりたくてもやる場所がなかった」と事業に乗り出した背景を語る。02年に発足したCPサッカーチーム・エスペランサも、現在は6歳から47歳までの約60人が所属するが、多くは幼少期にスポーツに親しむ機会が少なかったという。


 教室は脳性まひ者だけでなく自閉症や発達障害の子どもも利用し、体を鍛えながら、スポーツマンシップや対人関係も学べる。指導員の一人で、CPサッカー日本代表の浦辰大選手(19)は「全力で走りきった時の楽しさや達成感を、多くの子どもたちに味わってほしい」と話す。

 今月から富士通スタジアム川崎(川崎区)のウオーミングアップゾーンを借りて活動するなど、受け入れ態勢も整ってきた。自国開催となる5年後のパラ五輪を控え、神代表理事は「子どもたちが多種目に挑戦し、自分に合ったスポーツを探せるような環境を整えたい」と話している。

 利用の申し込み・問い合わせはエスペランサ電話044(201)4552。


シェアする