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県初の「ゲートキーパー」養成 自殺予防協力へ

社会 神奈川新聞  2015年07月03日 03:00

ゲートキーパー講習を受ける「心のサポーター」宣言をした婦人防火クラブのメンバーら=1日、横須賀市役所
ゲートキーパー講習を受ける「心のサポーター」宣言をした婦人防火クラブのメンバーら=1日、横須賀市役所

 横須賀市婦人防火クラブ運営協議会は同クラブの設立35周年に合わせ、自殺の兆候に気付き、声掛けや必要な機関への橋渡しを行う「ゲートキーパー」を養成していく。同クラブとしては県内初の試みで、地域での見守りや声掛け活動で自殺予防を推進する。

 同クラブは1980年に「家庭、地域から火事を出さない」を基本理念に結成。会員は火災予防や初期消火などの知識を習得し、地域の防災訓練にも主体的に携わっている。市内では現在約470人が所属している。

 会員半数の約280人が今月から11月まで、市内3消防署に分かれてゲートキーパーの講習を受講する。自殺対策に取り組んでいる市保健所の保健師が、気付きや対象者への接し方などの方法を指導する。同クラブの会員がこの講習を受けるのは県内で初めてという。

 同協議会会長の女性は仕事とクラブの活動を両立してきた。登校時の小中学生の見守りやお年寄りの会合などにも積極的に顔を出す。「こちらから子どもたちに毎朝話し掛けると、しっかり反応がある」と日常のコミュニケーションを大切にしている。

 女性は1日に横須賀市役所で行った会見で「講習で学んだことを生かし、互助の精神をもって身の回りの人たちの見守りをクラブ員一丸となり開始する」と宣言。吉田雄人市長は「身近な方の出している悩みなどの心のサインに気付き、受け止めて相談機関につなげてほしい」と期待していた。


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