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新幹線放火:容疑者宅から携行缶 県警押収、計画的犯行か

社会 神奈川新聞  2015年07月02日 03:00

家宅捜索した容疑者の自宅から押収物を運び出す県警捜査員=1日午後、東京都杉並区
家宅捜索した容疑者の自宅から押収物を運び出す県警捜査員=1日午後、東京都杉並区

 小田原市を走行中の東海道新幹線で起きた放火事件で、車内で焼身自殺した東京都杉並区西荻北4丁目、職業不詳の男(71)の自宅から、ガソリンなどの運搬に使われる金属製の20リットル入り携行缶が押収されたことが1日、神奈川県警への取材で分かった。事件前日にポリタンクを持参して自宅近くのガソリンスタンド(GS)を訪れており、県警は同容疑者がガソリンを使った可能性が高いとみて車内に持ち込まれた液体の特定を進めるとともに、計画的に犯行に及んだとみて調べている。

 県警は同日、殺人と現住建造物等放火の疑いで同容疑者宅を家宅捜索し、携行缶のほか、キャッシュカードなどを押収した。動機につながるメモや、液体の購入を裏付けるレシートなどは見つからなかった。

 県警によると、同容疑者は事件前日の6月29日、白っぽいポリタンクを台車に載せて自宅近くのGSを訪れ、従業員から販売を断われていた。同容疑者宅近くの女性も同じ日の昼すぎ、空のポリタンクを持って歩く同容疑者を見掛けて声を掛けたという。

 同容疑者が東京駅から新幹線に乗っていたことも判明。リュックを背負い、手ぶらで歩く姿が同駅の防犯カメラに写っており、県警はポリタンクを隠して車内に持ち込んだとみている。事件現場の1号車の車内カメラには、同容疑者がリュックからポリタンクを取り出して液体をかぶり、燃え上がる様子が写っていた。

 また、県警は1日、遺体の司法解剖を実施。同容疑者の死因は焼死、巻き添えで死亡した横浜市青葉区荏田町の整体師の女性(52)は熱風などを吸い込んだ気道熱傷による窒息死とそれぞれ発表した。


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