1. ホーム
  2. 社会
  3. 新幹線放火:「温和で優しい人」 知人ら被害女性の死悼む

新幹線放火:「温和で優しい人」 知人ら被害女性の死悼む

社会 神奈川新聞  2015年07月02日 03:00

 「今は突然のことなので、何もお話しすることができません。せめて、葬儀が終わるまでは、そっとしておいて下さい」

 事件から一夜明けた1日。新幹線の火災で亡くなった横浜市青葉区荏田町の整体師の女性(52)の夫(54)がコメントを発した。自宅マンション入り口にも、同じ趣旨の文章が張り出された。

 同じマンションに住む女性(31)は数日前、一緒にいた長女(7)が亡くなった整体師の女性に「大きくなったね」と笑顔で話しかけられた。住人の女性は「いつもにこにこして子どもを気遣ってくれた。うそだと思いたい」と言葉を詰まらせた。

 別の住人の女性(69)は6月25日朝、亡くなった整体師の女性にあいさつしたのが最後になった。「困ったことがあるとすぐ助けてくれた。温和で優しい人だった」と悼んだ。

 亡くなった女性は2008年から整体師として働き、昨年5月から同市港北区の整体院に勤務。フェイスブックの自己紹介欄には「私の夢は、人の心と体の痛みを治す人になることです」とつづっていた。

 同僚の男性(28)は「言葉にならない。今はまだ気持ちの整理がつかない」と言葉少な。亡くなった整体師の女性の施術を受けたことのある30代の男性会社員は「残念の一言に尽きる。同時に、人を巻き込んだ犯人に憤りを覚えて仕方ない」と語気を強めた。


シェアする