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ヨコスカバレー実現へさらに一歩 賛同10社が委員会

経済 神奈川新聞  2015年07月02日 03:00

ICT分野の起業家を支援するヨコスカバレー構想実現委員会のメンバーら=1日、横須賀市役所
ICT分野の起業家を支援するヨコスカバレー構想実現委員会のメンバーら=1日、横須賀市役所

 情報通信技術(ICT)分野の起業や新規事業展開を支援する横須賀市の「ヨコスカバレー構想」の実現委員会が発足した。民間と行政の各メンバーが協力し、若手起業家らの市内誘致を促進していく。

 ベンチャー企業などが集まる米国のシリコンバレーをもじった同構想は、ICT分野を中心に起業家らを市内に誘致し、経済成長や雇用につなげるのが目的で、昨年6月にキックオフセミナーを開催。その後、準備委員会を立ち上げ、IT関連の10社がメンバーに名を連ねた。

 主な事業内容としては、ソフトウエア開発のプログラマーらが技術やアイデアを競いアプリ(応用ソフト)を完成させる「ハッカソン」と呼ばれる催しや、高校生を対象にしたプログラミング研修、市外業者を招き、事業拠点の候補地として横須賀を認知してもらう合宿形式のICTキャンプなどを企画している。小型無人飛行機「ドローン」を災害現場などで活用する事業展開なども視野に入れている。

 市は、規模は小さくても優れた技術や人材を持つソフトウエア開発、情報処理業者などの市内進出に対する補助金制度(上限100万円)などで支援する。

 先行事例として、鎌倉市内で「カマコンバレー」が活動している。ヨコスカバレー構想実現委員会の宮田正秀さんは、100人を超えるカマコンバレーの一員でもある。「鎌倉ではITベンチャーが連携して技術を磨き合うなど、さまざまなシナジー(相乗効果)が起きている。東京まで通勤しないで鎌倉で起業する人も増えている」と話し、横須賀での集積にも期待する。

 実現委員会は10年間で100社の企業集積を図り、100億円の雇用効果を生み出す目標を掲げる。水野堅市会長は「横須賀は通信研究所やYRP(横須賀リサーチパーク)があり、全体的なリテラシー(理解・解釈の能力)が進んでいる街。起業を促す仕掛けをつくっていきたい」と意気込んでいる。問い合わせは同委員会ホームページ。


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