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【動画】箱根山で小規模噴火 警戒レベル3に引き上げ

社会 神奈川新聞  2015年07月01日 03:00

大涌谷で新たに確認された噴気孔。中央部の勢いよく蒸気が吹き出ている部分(県温泉地学研究所提供)
大涌谷で新たに確認された噴気孔。中央部の勢いよく蒸気が吹き出ている部分(県温泉地学研究所提供)

 気象庁は30日、火山活動が続いている箱根山(箱根町)の大涌谷で29日夜から30日の間にごく小規模な噴火が発生したと発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。噴石や火山灰の状況から、水蒸気噴火とみている。確認されている限りでは、12世紀後半~13世紀以来の噴火という。

 気象庁は、今後も小規模な再噴火が発生し、大涌谷から半径約1キロの範囲に大きな噴石が飛ぶ恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。30日、記者会見した北川貞之火山課長は「居住地域のすぐ近くまで影響する可能性がある」と述べた。

 箱根町は同日、大涌谷の半径約1キロに避難指示を出し、老人福祉センターに避難所を開設。区域内の住民や宿泊客ら約30人の避難を進めた。大涌谷北側の県道も通行止めにした。箱根ロープウェイの代行バスや一部路線バスは運休となった。

 気象庁によると、30日の現地調査で、30センチ程度の噴石が大涌谷の40~50メートルの範囲内に飛んでいたことを確認した。新たな噴気孔の周囲では、火山灰などの堆積物が盛り上がりマウンド状になっており、近くの箱根ロープウェイ大涌谷駅でも降灰があった。

 噴火の爆発による空気の揺れを測定する「空振計」は、29日午後4時ごろからごく小さな揺れを断続的に観測した。30日午前7時台には大きな振幅もあった。噴火時刻は特定できないという。

 火山性地震は気象庁の観測で29日に183回、30日は午後3時までに571回発生し、震度1~3の地震も29日午前7時半から30日午後3時までに13回起きた。震度3の地震は30日午前6時56分と同10時32分ごろ、箱根町湯本で起きた。いずれも震源はごく浅く、マグニチュード(M)は3・3と3・2だった。

 箱根山では4月26日から火山活動が高まり、気象庁は5月6日に火口周辺警報を出し、レベル1から2に引き上げていた。




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