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障害者雇用を率先 藤沢市が就労の場開設

社会 神奈川新聞  2015年07月01日 03:00

開設された「JOBチャレふじさわ」で働く障害者ら=藤沢市労働会館
開設された「JOBチャレふじさわ」で働く障害者ら=藤沢市労働会館

 藤沢市が障害者雇用を推進する取り組みに注力している。障害者が市職員として就労する場「JOBチャレふじさわ」を6月、市労働会館(同市本町)内に開設した。市役所自体の雇用率を引き上げるとともに、働き方を実際に示すことで、地元の各企業の参考にしてもらう試みだ。

 JOBチャレでは、知的障害や精神障害のある男女3人を、短時雇用職員として採用。勤務は平日の午前9時から午後3時までで、支援学級の指導経験がある元教員2人が雇用推進員となり、サポートする。

 3人が担当するのは、市役所各課から寄せられた仕事だ。従来は課内で完結させてきた仕事の中から一部分を切り出し、JOBチャレに“発注”する。これまで、アンケート調査のデータ入力や市民向け書類の封入・発送、職員用の配布物の仕分けなどの依頼があったという。

 障害者雇用の推進は市の長年の課題だった。昨年6月の市の雇用率は1・88%で、地方自治体の法定雇用率2・3%を下回っている。市内の民間企業でも雇用率は1・66%(ハローワーク藤沢管内)で、法定雇用率の2%には届いていないのが現状だ。

 JOBチャレを所管する市産業労働課は「企業関係者からは『どのように採用すればいいの?』『どんな仕事を任せたらいいの?』との話をよく聞く。まずは市役所自ら積極的に雇用を進め、その取り組みを見本として示すことで啓発になれば」と狙いを語る。

 企業を対象としたJOBチャレ見学会も、申し込み制で随時開催。まずは足を運んでもらうため、広報活動にも力を入れていく。市内部で分業の意識を高めてもらうため職員への啓発も併せて実施。今後の採用人数の増加に結び付けていくという。

 JOBチャレに勤務する茅ケ崎市の男性(43)は「仕事はとてもやりがいがある。経験を積んで自信が芽生えれば、さらに先にもつながると思う」と手応えを強調。「障害者がリスタートする機会が増えることはいいこと。もっと仕事が増えて、仲間も増えてほしい」と望んでいた。

 見学の申し込みは、同課電話0466(50)8222。


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