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SEALDs・奥田愛基さん
民主主義失う危機感がある

社会 神奈川新聞  2015年06月29日 19:28

SEALDs中心メンバーの奥田愛基さん
SEALDs中心メンバーの奥田愛基さん

 国会審議中の安全保障関連法案に反対する意思を示そうと27日、東京・渋谷でデモを主催した学生団体「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)。中心メンバーの奥田愛基さん(23)に、その狙いと今後について聞いた。

 -なぜ団体の設立を考えたのか。

 「2013年12月に特定秘密保護法案が国会で可決されときから、政治がおかしい方向へ向かっていると感じ、仲間と夜まで話し合ってグループを作ることを決めた。声を上げなければ僕らの民主主義が失われかねないという危機感があった。もっと普通に政治に関心を持って話せる社会が必要だとも思った」

 -デモをやっても無意味という意見もある。

 「直接民主主義か間接民主主義かという問題ではなく、政治は民意を正確には反映しない。特に自民党が圧倒的多数を占めている現在、議会は政権を止められなくなっている。そのような政権・与党が民主主義や立憲主義といった国の根幹を揺るがそうというとき、国民は選挙という手法以外でも、デモなどを通じて意思を表明しなければならない。こうした意思表明を繰り返してきたことで、戦後日本の平和が維持されてきたともいえる」


 -今後どのような展開を目指すか。

 「前身となる特定秘密保護法に反対する学生団体『SASPL』(サスプル)の発足当時はわずか5、6人、大学数も3、4校だった。それがいまでは100人を大きく超え、大学数も20大学くらい。もっと大きな動きを狙っている」

 「さらに力を入れたいのは野党の結束だ。全野党に言いたい。主張をぶつけ合っている場合じゃない。小選挙区制度の中でどうすれば与党に太刀打ちできるか真剣に考えるべきだ。14年12月の衆院選も打倒自民で候補者を一本化できれば勝てた。各選挙区で野党候補者を絞る予備選挙の実施を求めたい。この国が立たされている危機的状況を理解できていれば必ずできるはずだ」

◆おくだ・あき 明治学院大国際学部4年。2013年12月に立ち上げた特定秘密保護法に反対する学生団体「SASPL」(サスプル)を基に、今年5月「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)を設立


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