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葉山町立小中で給食導入へ 19年に調理拠点整備

社会 神奈川新聞  2015年06月25日 03:00

 町立中学校の完全給食の実施を検討している葉山町は24日、新たに給食センターを整備する計画内容を明らかにした。建設候補地は町立上山口小学校(同町上山口)の旧校舎で、町立小中学校全6校分の給食を一括して調理する機能を整える方針。公設公営で、2019年9月の事業開始を目指す。

 山梨崇仁町長らが同日開かれた町議会議員懇談会で、庁内の関係部課長でつくる「町立中学校給食推進委員会」の中間報告として説明した。周辺住民や保護者への説明、通学路の安全対策、中学への配膳室や昇降機の設置などの点を整理した上で、年内にも最終報告をまとめるとしている。

 上山口小の旧校舎は1964年の建設で、「老朽化が著しく耐震性に問題がある」(教育部)として、取り壊しを視野に検討を進めていた。これを解体して給食センターを新たに整備することで、課題だった中学校給食の導入に道筋を付ける。

 中学校給食の方式について町は当初、調理業者に委託し配送してもらうランチボックスの提供を、家から持参する弁当などとの選択制で導入することを検討していた。しかし「おかわりができない」といった理由から生徒の注文率が下がれば、利益の出ない業者が撤退するとの懸念も、内部の検討で指摘されていた。

 町立小学校4校でも、給食調理室はいずれも70年代前後に整備されたもので、老朽化が課題となっていた。中学校給食の導入に併せ、小学校との一体的な調理拠点とすることで、経営効率を高める狙いもある。

 上山口小旧校舎の1階では現在、小中学生向け支援センター「ヤシの実」が運営されている。町教育部は「ヤシの実を廃止するつもりはまったくなく、適切な移転先を決めることが(給食センター整備の)大前提」としており、町内に移転先を探す方針。


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