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3人を少年院送致 家裁に逆送はせず 鶴見川遺棄致死

社会 神奈川新聞  2015年06月24日 03:00

 横浜市鶴見区の鶴見川河川敷で酒を飲んで寝込んだ友人の専門学校の男子生徒=当時(17)=を暴行して放置し、死亡させたとして、保護責任者遺棄致死と暴行の非行内容で送致された17歳と18歳の高校3年の男子生徒3人について、横浜家裁(小池喜彦裁判長)は23日、少年審判を開き、いずれも第1種少年院送致とする保護処分を決めた。少年法では16歳以上が故意の犯罪行為で被害者を死亡させた場合には原則検察官送致(逆送)としているが、今回は計画的な犯行とは認められないと判断した。

 小池裁判長は決定理由で「早く家に帰りたいがため(被害者を)安易に放置した動機は短絡的」と指摘。酒を飲ませ、放置した行為自体も悪質とし、「17歳の若さにして尊い命を奪われ、被害者の無念は察するに余りある」と非難した。

 一方で、計画性や遺棄行為自体が残虐とまでは認められないとした上で、「背景には人格の未熟性が強く影響している」と述べ、刑事処分よりも施設での矯正教育が必要と結論付けた。処遇期間は「比較的長期間が相当」とした。

 家裁の決定によると、3人は共謀し昨年12月23日、横浜市鶴見区の鶴見川河川敷で、男子生徒を殴ったり川に落としたりする暴行を加えた。また治療を受けさせる責任があったのに、川べりに放置して鶴見川に転落させ、溺死させた。

 今月1日施行の改正少年院法で少年院の分類名が変わり、従来の初等と中等少年院が「第1種」に統合された。


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