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実証運行1年間延長へ 海老名-寒川駅間路線バス

社会 神奈川新聞  2015年06月20日 16:27

小型のコミュニティバスを活用した海老名、寒川間の実証運行バス(海老名市提供)
小型のコミュニティバスを活用した海老名、寒川間の実証運行バス(海老名市提供)

 海老名市と寒川町が昨年10月から試験的に海老名駅とJR相模線寒川駅間で運行している路線バスの利用が広がっている。5月の1便平均の利用者は平日7・6人で、目標の10人以上に近づきつつある。利用状況などを調べるための実証運行は今年3月末までだったが、1年間延長することになった。



 実証運行は、隣接自治体の広域行政の試みとして経費を両市町で一部負担、16年前に民間が廃止した路線バスの復活を目指している。超高齢社会を見据えた住民の足の確保策として、県内では例のない取り組みだ。

 ルートは海老名駅から海老名市役所を経由して南下、相模線と平行する形で寒川町に入って寒川駅に至る約11キロ。計23のバス停を設置した。

 運行延長した4月からは、住民の要望が多かった海老名市内2カ所にバス停を増設した。平日20便、土曜・休日12便の運行ダイヤ、最大400円の運賃などに変更はない。

 これまでの利用状況(1便平均)は、昨年10月が平日6・4人(休日5・8人)、同11月が6・7人(5・6人)、同12月が7人(5・5人)、今年1月が7・5人(5・3人)、同2月が7・5人(5・8人)、同3月が6・9人(5・7人)、同4月が7・9人(5・7人)、同5月が7・6人(5・9人)。休日にあまり変化はないが、平日は徐々に増えている。

 利用者の主体は運転免許を持たない高齢の女性。時間帯では午前6時台の始発など、朝の通勤通学に利用する住民が多いという。

 採算ラインの目標として、1便平均の利用を10人以上に設定。月別の結果はいずれも下回っているが、増加傾向も見られるため、実証運行の延長を決めた。

 海老名市駅周辺対策課は「海老名駅西口の土地区画整理事業が完了して10月にはまち開きが行われ、利用者の増加が見込まれる。住民のアンケートでは寒川町民に外出先として茅ケ崎から海老名方面への指向性の変化も見られる。本格運行を目指してPRなど利用促進の取り組みを進めていきたい」と話している。


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