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介護抱え込まないで 認知症者家族対象の受講者募集

社会 神奈川新聞  2015年06月20日 03:00

 認知症の親や配偶者を持つ家族が介護の心得を学ぶ講座「家族支援プログラム」が8月、横浜市内で開講する。半年にわたる長期プログラムで、企画する「認知症の人と家族の会県支部」は「介護の疲れを一人で抱え込まないでほしい」と受講者を募っている。

 医師や地域包括支援センター職員、作業療法士など各回ごとに異なる講師が登場。認知症の基礎知識や介護保険制度の利用方法、認知症の人との接し方など、それぞれの専門分野から解説する。

 県支部世話人の小林裕子さんも、母(86)の介護を10年近く続けている。過去にこのプログラムを受講した小林さんは「同じ立場の人の話を聞くことで、苦しんでいるのは自分一人じゃないと思えた」と参加の意義を語る。

 家族の認知症を認められないことから周囲に打ち明けずに孤立したり、介護がうまくいかないいら立ちで声を荒らげてしまったり、介護者の心理的負担は小さくないという。小林さんは「仲間とのつながりを通し少しでも楽な気持ちを持ってもらえたら」と話している。

 プログラムは、主に初期から中期の認知症者を介護している家族が対象。介護で直面する問題に自ら対処できる力を身に付けてもらおうと4年前から毎年実施し、これまで75人が参加した。受講者同士の交流の時間も設ける。

 8月22日から来年1月10日まで毎月1回。会場は横浜市健康福祉総合センター(中区)など。定員18人。受講費は無料だが、家族の会への入会(年会費5千円)が必要。今月30日締め切り。申し込み方法などの問い合わせは、県支部電話044(522)6801=月・水・金曜午前10時~午後4時。


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