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原発避難の苦境訴え いじめ問題考える集い 横浜

社会 神奈川新聞  2016年12月24日 02:00

原発避難者の現状などについて報告された集い =22日夜、横浜市神奈川区
原発避難者の現状などについて報告された集い =22日夜、横浜市神奈川区

 東京電力福島第1原発事故で横浜市に自主避難した男子生徒(13)がいじめを受けた問題などについて考える集いが22日夜、同市神奈川区のかながわ県民活動サポートセンターで開かれた。県内避難者が国と東電に損害賠償を求めて提訴した集団訴訟弁護団の黒沢知弘弁護士が避難者の現状を報告。避難者も大人の無理解によるいじめの実態を明かした。NPO法人「かながわ避難者と共にあゆむ会」の主催。

 黒沢弁護士は、来年3月に自主避難者への住宅支援が打ち切られることを踏まえ、「いじめを受けながら避難生活を続けても(自主避難で)十分な補償もない。やっと見つけた居場所も奪われる。そうした四重苦の家族がいる現状を許してはいけない」と話した。

 福島県で民生委員を務め、震災後に鎌倉市に避難した松尾弘美さん(72)は別の避難者からいじめ被害を聞いた。避難児童に「汚い」と言った同級生を問いただしたところ、「ママが『汚いから遊ばないように』と言った」と話した事例もあったという。

 松尾さんは「放射能に対する正しい知識もない大人の発言でいじめを受けたという話を何度も聞いた。慣れない避難生活は大人でも苦しい。ましてや子どもがどんなに苦しかったか、理解してほしい」と訴えた。

 川崎市に避難した松本徳子さん(55)は「被ばくを避けるために家から何も持たずに逃げた。賠償金をもらって『わがまま』と言われ、子どもまで巻き込まれるのは悲しい」と心境を吐露した。


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