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笑顔咲く!横浜女性農業者 Vol.2 苅部弥生さん
食欲が原動力!おいしさを伝えたくて

神奈川新聞  2015年06月18日 03:00

 街と農地が混在する大都市横浜。横浜市民が、いつでも旬の農産物を味わえるのは農業者がいてこそ。その中でも横浜の農業を支えている女性農業者を紹介します。笑顔が輝く女性農業者をJA横浜のトップが訪ねました。


苅部弥生 かるべやよい さん(42)2010年に就農し、30アールの畑を耕作。種苗会社と契約し、新品種の試験栽培なども行う。「“農業は何年やっても1年生”という祖父の言葉を胸に、日々勉強中」
苅部弥生 かるべやよい さん(42)
2010年に就農し、30アールの畑を耕作。種苗会社と契約し、新品種の試験栽培なども行う。「“農業は何年やっても1年生”という祖父の言葉を胸に、日々勉強中」


 「手袋をせずに土を触りたいので、爪を保護しています。女子力といったら、このくらいかなぁ」。花柄のジェルネイルを見せ、愛くるしい笑みで大きく笑うのは、苅部弥生さん。畑を守ってきた祖父が他界して以降、荒れてしまった土地を耕して、農業を始めたのは5年前。

 「おじいちゃんが作っていた野菜はうまみが凝縮されておいしくて。でも外食のサラダはイマイチ…」。弥生さんは、作り手や鮮度により、野菜の味が異なることを実感。「自分でおいしい野菜を作って食べたい」と農業の道へと飛び込みました。

 それまでの事務職を辞め、2年間千葉大学の園芸別科に通い、ジュニア野菜ソムリエの資格も取得。就農後も、勉強会に参加したり出荷しているJAの「ハマッ子」直売所で出会う先輩農家に相談したりと奮闘する日々。

 レストランで珍しい野菜を味わうと、店やインターネットから情報を集めて種を取り寄せ、新たな野菜作りに挑みます。少量ながらもさまざまな野菜を手掛け、今では30品目を超える種類を栽培。ニンニクや中長ナスの「小五郎」、ジャガイモの「アンデスレッド」など、横浜ではあまり作られていない野菜も育てています。

 新鮮なおいしさを追求するのが弥生さんの源。収穫した野菜はグリルや浅漬けなど、素材を生かした料理に。そのレシピを手書きし、直売所のポップに添えています。「野菜の本当のおいしさを知ってもらいたくて」。自分で味わうだけでなく、多くの人とおいしさをわかちあう喜びを感じ、今日も畑で汗を流します。


JA横浜 黒沼利三 代表理事副組合長の 

~訪問記~


ジャガイモを手に今年の出来を聞くJA横浜の黒沼利三 代表理事副組合長(右)
ジャガイモを手に今年の出来を聞くJA横浜の黒沼利三 代表理事副組合長(右)

 いつもニコニコしている表情が印象的な苅部さん。ご両親も他業種で身近に相談できる相手が限られる中、独力で農業を始め、今も学び続けている姿勢に刺激をもらいました。



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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