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好きなもの信じ続けて 三味線奏者・上妻さんが授業

社会 神奈川新聞  2015年06月17日 03:00

横浜市内の小学校で出張授業を行った津軽三味線奏者の上妻宏光さん
横浜市内の小学校で出張授業を行った津軽三味線奏者の上妻宏光さん

 津軽三味線奏者で若手の第一人者として知られる上妻(あがつま)宏光さん(41)による出張授業が16日、横浜市内の小学校で開かれた。3年生52人を前に生演奏を披露すると、その迫力に「わーっ!」と歓声が上がった。

 音楽室に集まった児童は、津軽三味線の抱えるほどの大きさにまずびっくり。青森民謡「津軽じょんがら節」を奏でる上妻さんのばちさばきに目を奪われた。

 「触ってみて」と三味線を手渡された男児(8)は右手に持ったばちで恐る恐る弦をはじき、「グワーン」と響く音に思わず笑顔。左手がさおの先に届かず、左右の手元を顔を上げ下げして見ながら「さくらさくら」を練習した。

 続いて挑戦した男児(9)も楽器の大きさに悪戦苦闘しながら、「難しかったけど、上妻さんと一緒に演奏して楽しかった」と声を弾ませた。

 ジャンルを問わずさまざまなアーティストと共演し、三味線界に新風を吹き込み続ける上妻さんだが、演奏を始めた6歳のときは「楽器にぶら下がるように弾いていた」と明かし、子どもたちから「でも、いまはすごく上手!」と拍手を送られていた。

 上妻さんは「ピアノでもスポーツでも、自分が好きだと思うものを信じて続けていれば、その気持ちがみんなの翼になって世界を広げてくれる」と語り掛け、津軽三味線と先生のピアノの演奏に合わせてみんなで童謡「ふるさと」を歌い、授業を締めくくった。

 出張授業は「子どもたちに日本の音楽の魅力を伝えたい」と2008年から始め、これまで全国約30校で実施しているという。


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