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「小規模噴火なお注意」 予知連が箱根山で見解

社会 神奈川新聞  2015年06月16日 03:00

 国の火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東大名誉教授)は15日、定例の会合を開き、5段階の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられている箱根山(箱根町)について「地震活動や地殻変動、活発な蒸気の噴出が継続している間は、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がある」との見解をまとめ、引き続き注意するよう呼び掛けた。

 蒸気の噴出が続く大涌谷の温泉供給施設付近で5月下旬以降、局所的な地表の隆起が原因とみられる亀裂が2カ所で生じていることが新たに判明。県温泉地学研究所が大きさなどの状況を確認しているが、隆起自体は鈍化の傾向がみられると予知連は判断した。また火山ガスの成分から「新たなマグマの地下浅部への貫入は認められない」としている。

 気象庁は警戒レベルを2とした5月6日以降、「活発」としていた火山活動の評価を今月12日に「やや活発」に見直している。予知連はこの日の会合で、6月に入ってから地震回数が減少し、蒸気の勢いが低下していることを確認したが、警戒レベル引き下げについて藤井会長は「もう少し見極める必要がある」と指摘した。


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