1. ホーム
  2. 社会
  3. 実り願い田んぼ作り 川崎・西丸子小で地元農家と体験

実り願い田んぼ作り 川崎・西丸子小で地元農家と体験

社会 神奈川新聞  2015年06月15日 03:00

手作りの田んぼで苗を植える子どもたち=川崎市立西丸子小学校
手作りの田んぼで苗を植える子どもたち=川崎市立西丸子小学校

 川崎市立西丸子小学校(中原区小杉陣屋町)の敷地内に、地域と児童たちが協力して完成させた“田んぼ”がお目見えした。創立60周年の記念事業で、12日には地元の農家の指導を受けて5年生85人が田植えを体験。かつて田園風景が広がっていた地元の歴史に思いをはせ、豊かな実りを待ち望んだ。

 校庭の脇に作られた幅12メートル、奥行き4メートルの「水田」。茶色い水の中に足を入れると、一歩踏み出すのも一苦労だ。それでも、子どもたちは、2~3本ずつに分けたうるち米の苗を丁寧に植えた。武石透和君(10)は「土が軟らかくて、苗を植えるときに気持ちよかった」。

 同小のある小杉陣屋町の地名は、二ケ領用水の開削工事の拠点となった小杉陣屋跡に由来する。江戸時代には二ケ領用水の恵みを受けて「稲毛米」というブランド米が作られ、昭和中期まで田園地帯だったという。

 こうした地元の歴史や農業の役割について、稲作体験を通じて子どもたちに学んでもらおうと、同小は創立60年の記念事業として田んぼ作りを計画した。水を張る部分の土を掘ったり、コンクリートで囲ったりする作業は業者に依頼。その後3カ月ほどかけて近くの農家などが協力して土を耕し、水田になじむさらさらとした土を作り上げた。

 子どもたちは、昨年12月から水を張る前の田んぼで川崎の郷土野菜「のらぼう菜」を栽培。肥料にするため、ことし1月に刈り取って茎や葉を土に鋤(す)き込んだ。5月下旬にはさらに土を細かくする「田起こし」を行い、水を張って完成させた。

 秋には稲刈りや脱穀を体験し、11月に児童や保護者、地域住民が一緒に餅つきをして、育てた米を味わう予定だ。伊東芳男校長は「町の成り立ちを知り、地域の人々と触れ合うことで、子どもたちも地域の一員だと感じながら育ってほしい」と話した。


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 40代男性がはしかに感染 横浜

  2. 伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

  3. ロマンスカー車内でわいせつな行為・小田急車掌を逮捕/神奈川

  4. 横須賀市内で5900軒停電

  5. 横浜高島屋が開店60周年 鳩サブレー缶など限定販売

  6. 動画 はっけよい…ぎゃー! 比々多神社で泣き相撲

  7. 稲村ケ崎海岸の沖合に女性遺体 鎌倉署が身元など捜査

  8. 閉店セール、開店前に行列も 伊勢丹相模原店

  9. 【写真特集】台風15号の被害状況

  10. 保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会