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建て替え5年の幼稚園廃止 一度も定員達せず 横須賀市教委報告

社会 神奈川新聞  2015年06月13日 03:00

 横須賀市が建て替えから5年余りで市立諏訪幼稚園(同市小川町)を廃止する問題で、新園舎の完成以降、園児数が定員に達したことが一度もなかったことが12日、分かった。同日の市議会教育福祉常任委員会で、市教育委員会が報告した。

 諏訪幼稚園は耐震化の必要性を理由に2010年9月に建て替え工事を始め、12年8月に完工。定員は50人で11年度には定員通りの園児がいたが、12年度49人、13年度43人、14年度41人と右肩下がりに減少して定員割れが継続。15年度は31人と、定員の6割にとどまっている。

 補助金の返還も含め、建て替えから廃園方針の18年3月まで同園にかかるコストの総額は約4億8200万円に上る。一方、園児数は現在、同市内の幼稚園児の総数の0・5%という水準だ。

 同常任委の審議では、関沢敏行氏(公明)が「税金を効果的に活用するのが役所。無駄、判断ミスと言わざるを得ない。たった5年で廃園なんて市民は納得できない」と指摘。市教委は「短い年月で廃止に方向転換しなければいけないことは、(子ども・子育て支援新制度の施行など)大きな環境変化はあるにせよ、もう少し何とかならなかったのかという、やや残念な気持ちもある」と答弁した。


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