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使用済み切手、仕分けます 鎌倉清和園が寄付呼びかけ

話題 神奈川新聞  2015年06月12日 03:00

使用済み切手を種類別に分ける入所者たち =鎌倉清和園
使用済み切手を種類別に分ける入所者たち =鎌倉清和園

 知的障害者支援施設「鎌倉清和園」(鎌倉市関谷)が、使用済み切手の提供を呼び掛けている。集まった切手を入所者たちが種類別に仕分けして収集業者に売却し、施設運営に充ててきた。だが電話や電子メールが通信の主流になり、寄付が減りつつある。



 清和園の入所者は50人。40、50代が多い。手芸班や受注班、園芸班、リサイクル班に分かれている。

 作業は平日午前10時から始まる。古いストッキングを編み込んだ万能たわし作りや、割り箸の不良品のより分け。それぞれが熱心に取り組んでいる。

 使用済みの切手は国内の普通切手、記念切手、外国の切手の3種類に大別。さらに、裏面に封筒などの台紙が付いているものといないものに分ける。職員の再チェックを経て、約10キロで梱包し、収集業者に売却する。1回当たりの売り上げは数千円。施設の納涼祭や体育祭など行事の充実に使われる。

 使用済み切手は主にライオンズクラブや市民、社会福祉協議会から、1カ月に段ボール1箱分ほどが寄せられている。だが担当職員の田尻英秋さん(44)は「寄付は年々少なくなっている」と寂しそうに話す。電話や電子メールの普及に押され、手紙やはがきを手にする機会が減ったためだ。企業などからの郵便物に貼られた切手も、料金後納の印に取って代わられている。

 使用済み切手の業者への納品は現在、3カ月に1回程度。一度仕分けた切手を再び一まとめに戻して、入所者に作業を繰り返してもらうこともあるという。

 田尻さんは、「珍しい切手でなくても構わない。同時に、施設入所者たちの活動について知ってもらえる機会になれば」と、切手の提供を呼び掛けている。

 問い合わせは、鎌倉清和園 電話0467(46)8700。


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