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中華街摩登(21) 
いいね!毎月3万件 FB上に共感の輪

話題 神奈川新聞  2015年06月06日 11:53

気になる店や風景をスマートフォンなどで撮影し、横浜中華街のFBに投稿している益田さん=横浜市中区
気になる店や風景をスマートフォンなどで撮影し、横浜中華街のFBに投稿している益田さん=横浜市中区

 今や観光地にとって欠かせない広報手段であるフェイスブック(FB)。横浜中華街にも公式FBがある。担当しているのは横浜市中区の編集プロダクション「エムプロジェクト」代表取締役の益田典彦さん(49)だ。

 同社は横浜中華街発展会協同組合から業務委託を受け、昨年7月から公式FBの管理・更新を担う。益田さんは週3~4回中華街を訪れて情報を仕入れ、ほぼ毎日投稿している。

 投稿記事で多いのは店舗やイベントの紹介。中華街が最も盛り上がる旧正月「春節」の時期はイベントがめじろ押しで、特別メニューを用意する店舗も多いため、FBの閲覧者も一段と増えるという。

 有名店の紹介記事への反応も大きい。丸く焼き固めた中華そばの内部にあんかけの具を詰めた独特の焼きそばで知られる「梅蘭金閣」の平日ランチの記事(5月8日)は、共感を示す「いいね!」が千件以上もついた。

 意外と共感が得られるのは天気ネタだ。昨年12月25日夜には、ライトアップされた関帝廟(びょう)に小雪がちらついた瞬間をカメラに収め、「ホワイトクリスマス」とコメントを添えて投稿。1500件近い「いいね!」を獲得した。

 「FBは共感のメディア。『いいね!』や『シェア』で共感の輪が広がっていく様子を、リアルタイムで感じられるのがやりがい」と益田さん。

 同組合の広報担当者と毎月会議を開き、閲覧者の反応の傾向を分析する。益田さんによると「宣伝っぽい表現だと途端に『いいね!』の伸びが悪くなる」そうで、閲覧者の心をつかむために試行錯誤を続けている。毎月約3万の「いいね!」はそんな努力の成果でもある。

 それまで観光客の一人として美食を楽しんできた益田さんだが、FBで発信するようになって、街全体が醸し出す活気に魅力を感じるようになったという。「エネルギッシュな街の空気も伝わるような記事を発信したい」と益田さんは話している。


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