1. ホーム
  2. 社会
  3. 「ダブルケア」支援探る 事例紹介し解決へ 横浜で議論

「ダブルケア」支援探る 事例紹介し解決へ 横浜で議論

社会 神奈川新聞  2015年06月06日 03:00

「ダブルケア」の支援事例を、企業担当者やNPO関係者らが報告した=横浜市南区
「ダブルケア」の支援事例を、企業担当者やNPO関係者らが報告した=横浜市南区

 育児と介護が同時進行となる「ダブルケア」に直面しながら働く人に対する支援のあり方を探る集会が5日、横浜市南区のフォーラム南太田で開かれた。市政策局、市男女共同参画推進協会などが共催し約80人が参加。市内外の企業や非営利組織関係者らが支援事例を紹介し、課題解決へ向けて議論を共有した。 

 「ダブルケア」は、40代前後の女性に注目して研究を行う横浜国立大学の相馬直子准教授らの造語。晩婚化に伴い出産年齢が上昇する一方、少子化できょうだいや親戚が減少。子育てと親の介護に同時期に関わる共働き世帯の肉体的、精神的負担の増大が課題となっている。

 同区の建設会社、向洋電機土木に勤める男性(42)は5歳の娘を育てながら、末期がんの父親(67)を自宅で介護する。「自分の実体験を社員に伝え、率先して休暇を取得している」と経験談を披露し、従業員家族に対する事前教育やニーズを掘り起こす重要性を訴えた。

 一般参加者からは「企業が休息時間を与えてくれれば働き続けられるのでは」「介護保険に頼らず地域で支援可能な仕組みづくりがあれば」などの声が挙がった。

 相馬准教授は「単なる市場主義的なものでなく、人間らしい働き方や生き方を応援するようなダブルケア産業の創出に向け、それぞれの立場を超えた議論ができた」と手応えを語った。


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 40代男性がはしかに感染 横浜

  2. 伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

  3. ロマンスカー車内でわいせつな行為・小田急車掌を逮捕/神奈川

  4. 横須賀市内で5900軒停電

  5. 横浜高島屋が開店60周年 鳩サブレー缶など限定販売

  6. 動画 はっけよい…ぎゃー! 比々多神社で泣き相撲

  7. 稲村ケ崎海岸の沖合に女性遺体 鎌倉署が身元など捜査

  8. 閉店セール、開店前に行列も 伊勢丹相模原店

  9. 【写真特集】台風15号の被害状況

  10. 保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会