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箱根山「蒸気の勢い弱まる」 気象庁も確認

神奈川新聞  2015年06月04日 17:47

 活発な火山活動が続く箱根山(箱根町)の大涌谷で現場調査を行った気象庁は4日、温泉供給施設からの「暴噴」がやや弱まっているのを確認した。1日当たりの火山性地震の回数も比較的少ない状態が続いているものの「終息に向かっているのか、一時的な現象なのかは、現時点では判断できない」(火山課)としており、引き続き注意深く監視する方針だ。

 また、県温泉地学研究所の竹中潤研究課長はこの日の会見で、山体の膨張を示す地殻変動について「傾斜計の変化は少し鈍化傾向が見えるが、GPS(衛星利用測位システム)は依然、伸びが見られる」と述べ、収まってはいないとの認識を示した。

 4月26日に始まった一連の火山活動では、5月3日に温泉供給施設からの激しい噴気が確認され、5日に地震が急増。6日に5段階の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた。気象庁はその後も機動観測班を派遣し、蒸気の勢いが継続しているのを確認してきたが、今回の調査で初めて「前回調査時の21日と比べ、やや弱まっている」と判断した。

 温地研が捉えた微小な火山性地震の回数は5月15日の509回が最多。6月に入ってから200回を超える日はないが、これまでの地震総数は5500回を超え、2001年6~10月に記録された観測史上最多の4230回を大きく上回っている。


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