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「居場所づくり」評価 4事業所に登録証 ひきこもりの社会復帰支援/横須賀市

社会 神奈川新聞  2015年06月04日 11:20

 横須賀市は3日、一般就労が困難で生活に困窮するひきこもりの人たちに就労体験の場を提供している4事業所に、「社会的居場所づくり貢献事業所」として登録証を交付した。

 生活保護に至る手前の家計が苦しい人たちの生活再建を支える「生活困窮者自立支援法」が4月から施行されたことを踏まえ、官民協働でひきこもりの人たちを社会復帰につなげる就労体験事業を開始。一般企業などが無償で協力する珍しい取り組みとなる。

 市はすでに2013年度から、企業の協力を得て同様の事業を試行。今回正式に事業化した。利用者は市職員から企業の紹介を受けて就労体験し、給料の代わりに少額の謝礼金などを受け取る。ノルマが課せられないので、自分のペースで通えるのが特徴だ。企業には市から委託料などは出ず、無償の協力となる。

 この日、市役所で登録されたのは、介護老人福祉施設のユーアイ二十一「太陽の家」(同市西浦賀)、訪問介護事業のグリーンケアサービス「鐘の鳴る丘訪問介護センター」(同市浜見台)、飲食店の「喫茶ふるさと」(同市本町)、農業の「みうら鈴木園」(三浦市南下浦町上宮田)。吉田雄人市長は「ひきこもりになってしまう若者の中には、周りで見守る環境などがなかったが故に、結果的にそうならざるを得ない方もいる。きっかけを与えてくれてありがたい」と話した。市では年度内に協力企業を20社に増やしたい考えだ。


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