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ラグビー代表、小田原が合宿地 W杯向け17年度から

スポーツ 神奈川新聞  2015年06月04日 03:00

ラグビー日本代表の合宿で使われる城山陸上競技場=小田原市城山
ラグビー日本代表の合宿で使われる城山陸上競技場=小田原市城山

 日本ラグビーフットボール協会は3日、2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向け、小田原市の城山陸上競技場を日本代表チームの合宿地の一つとすることを明らかにした。芝生を張り替えるなど同競技場の一部を改修し、17年度から合宿を始める予定。

 同協会と県、小田原市が同日、県庁で日本大会の成功に向けて協力、連携する内容で基本合意した。

 日本代表の合宿はこれまで、長野県・菅平や宮崎市で年に数回実施してきたが、関東地方には条件に合う場所がなかったという。同協会の矢部達三専務理事は「国際試合が開催される首都圏に近く、温暖な気候で全国から選手が集まりやすく、さまざまな条件がそろっている」と評価した。

 小田原市は本年度中に競技場改修工事の実施設計をまとめ、16年度中に芝生の張り替えや管理棟の改修などを終える予定。加藤憲一市長は「本市のスポーツ振興だけでなく、都市セールスや地域振興にも寄与すると心強く思っている。W杯のキャンプ誘致にも、手を挙げていくことになると思う」と話した。

 W杯日本大会では昨年12月、県と横浜市が共同で横浜国際総合競技場(日産スタジアム)を会場候補として立候補を申請、今年3月に国内12会場の一つに決まった。


◆地元は期待の声
 小田原市の城山陸上競技場がラグビー日本代表の練習拠点になると発表された3日、地元では歓迎や期待する声が広がった。

 代表の練習は大半が公開される見通しで、国内トップレベルの技量を間近で見ることができるほか、同競技場へ多くのファンが集まることが予想される。

 同競技場に近いしろやま商店会の澤田君雄会長は「代表合宿の話はいま聞いてびっくりしている。人が集まることはいいこと。市商店街連合会などと連携しながら関連のイベントなどを企画していきたい」と話している。

 「ラグビーが身近になって部員が増えてくれれば」と期待するのは県立西湘高校(同市酒匂)ラグビー部顧問の三枝祐太教諭(31)。同校は現在、1・2年生部員が14人で3年生が引退すれば15人のチームを単独で編成するのが難しい状況。「周辺には練習試合ができる学校が少なく、県西地域全体で競技の底上げにつながってほしい」

 タックルの代わりに腰ひも(タグ)を取るタグラグビーで、小学生らを対象に市内で活動する「小田原タグラグビークラブ」の染矢慶太代表(55)は「子どもたちにとって刺激になるし、代表選手と子どもたちが触れ合えるような教室があるとうれしい」と歓迎する。

 今回をチャンスと捉える市も、代表合宿などで同競技場への注目が高くなることから、ネーミングライツ(命名権)の導入なども検討している。


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