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厚木の在来種守れ 外来生物駆除 中学生らボランティア活動

話題 神奈川新聞  2015年06月03日 03:00

オオキンケイギクの実。100個以上の種が詰まっている
オオキンケイギクの実。100個以上の種が詰まっている

 特定外来生物オオキンケイギクの大量繁殖を食い止めようと、厚木市内で市民ボランティアによる駆除活動が5月30、31の両日、市内各地で行われた。

 31日に同市妻田東の中津川で行われた活動には、厚木、荻野の2市立中学校の生徒ら約50人が参加した。

 まず厚木植物会の長岡恂会長が「オオキンケイギクは繁殖力が強く、放置するとカワラノギクなど在来種が駆逐されてしまう。この辺では中央高速道路ののり面に大量繁殖した種が、相模川水系の上流域から流れ着いて河川敷に花を咲かせている」など、外来種の問題点を説明した。

 その後、生徒たちは繁殖を絶つため、数十センチに成長したオオキンケイギクの根を残さないように注意して引き抜き、種も飛散させないようそのままビニール袋に回収する作業を繰り返した。

 厚木中3年の女子生徒(14)は「身近な場所に外来種が増えていて驚いた」、荻野中2年の女子生徒(13)は「駆除活動の重要性を知って多くの人たちに参加してほしい」とそれぞれ感想を語った。

 このほか、市と自治会が連携して30日に森の里地区、31日に厚木北地区でそれぞれ地元の公園などで住民が一斉駆除を行った。

 オオキンケイギクは北米産の多年草。5~7月に鮮やかな黄色の花を付ける。1880年代に観賞、緑化用に輸入され、現在は道路沿いや河川敷などに大量繁殖している。2006年に特定外来生物に指定されて栽培や販売が禁止されている。

 厚木市はボランティアによる駆除活動を広めるため、外来生物の生息状況をインターネットで市民から情報提供してもらい地図情報で公開するシステムの構築を本年度進めている。


中学生によるオオキンケイギクの駆除活動=厚木市妻田東の中津川
中学生によるオオキンケイギクの駆除活動=厚木市妻田東の中津川

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