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筋弛緩剤4本紛失 横浜労災病院、誤廃棄か

社会 神奈川新聞  2015年06月02日 03:00

 横浜労災病院(横浜市港北区)は1日、麻酔用の筋弛緩(しかん)剤「エスラックス」(1本50ミリグラム)計4本を紛失したと発表した。医薬品医療機器法(旧薬事法)で毒薬に指定され、4本ではおよそ成人12人分の致死量に相当するという。

 同病院によると、5月25日午前8時40分ごろ、中央手術部にある薬品管理庫内を看護師が確認すると、24本あるはずのエスラックスが20本しかなかった。

 最後に24本が確認されたのは、22日午前11時45分ごろで、委託業者が病院内の薬剤部から10本入りの箱二つと4本を透明のポリ袋に入れたエスラックスなどさまざまな薬品を中央手術部に運び、看護助手が数えて伝票に記した。

 直後に看護助手は薬品を仕分けし、毒物を扱う資格を持つ看護師が管理庫にしまったという。

 管理庫は静脈センサーで開閉できる仕組みで、履歴ではエスラックスは20本分しか収納されていなかったという。そのため病院は薬品を収納するまでの間にポリ袋に入っていた4本をほかのごみと一緒に誤って捨てた可能性があるとみている。

 同病院は、防犯カメラに不審な人物は写っていなかったが盗難の可能性もゼロではないとして、26日に港北署に盗難届を提出。同日に市健康福祉局に紛失の事実を報告した。市は今週中にも立ち入り調査する方針。

 病院は緊急の医療安全委員会を招集し、確認手順を見直すことなど再発防止策を講じるとしている。


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