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百貨店、家電量販、アイス店…暑さで活況

経済 神奈川新聞  2015年06月01日 17:18

涼を求めて訪れる人が多いアイス専門店「パレタス」CIAL桜木町店=横浜市中区
涼を求めて訪れる人が多いアイス専門店「パレタス」CIAL桜木町店=横浜市中区

 連日の暑さで、県内の百貨店や家電量販店、アイスキャンディー店などは、涼を求める客で早くも活気づいている。夏本番を前にした盛り上がりに、慌てて品ぞろえを拡充する動きも。店側からは「真夏日が続けば、さらに売り上げが伸びる」と、暑さに期待する声すら上がっている。

 「冷感寝具の売れ行きが好調。先週は数量限定の商品が完売となり、2倍近くの数を追加発注した」。そう話すのは、そごう横浜店(横浜市西区)だ。

 横浜地方気象台によると、5月の横浜は、気温25度以上の「夏日」が、過去最多の20回を観測。31日は7月下旬並みの30・3度に達し、今年初めての「真夏日」に。6月も初日は夏日となった。

 気温上昇に伴い早めに暑さ対策をと考える消費者が多いようで、同店の日傘の売り上げは前年同期比約40%増、サングラスは同75%増。屋上ビアガーデンも連日200人ほど予約が入る盛況ぶりで、5月29~31日の3日間は予約なしの客が同2割増だったという。

 家電量販のヨドバシカメラ・マルチメディア横浜(同)では、早くもエアコン売り場が盛況だ。このところの暑さに加え、混み合うボーナス商戦前に、ゆっくり品定めをする動きが目立つという。昨年の同時期は消費増税後で落ち込んだという特殊要因があるものの、売り上げは2割増をマークしている。

 売れ筋は25万円前後のリビング向け。子ども部屋向けなどを同時購入する客も少なくない。除湿機能などに優れた最新の高単価商品への反応も良いという。

 担当者はつぶやく。「大きな声で言えないが、真夏日や暑さで寝苦しい夜が増えると、さらに台数が伸びる」。

 昨年7月にオープンしたアイスキャンディー専門店「パレタス」CIAL桜木町店(同市中区)も、相次ぐ夏日が来店客数を押し上げている。「気温25度を超えると、ぐっと売れ行きが伸びる。5月は平日でも何回か行列ができた」。

 桜木町駅という場所柄、スーツ姿の男性客も多いといい、「酸味のある物や、さっぱりした味が人気」。

 ただ、暑さも行き過ぎるとマイナスに働く。「気温が高くなり過ぎると、外出する人が減ってしまう。適度な暑さが続いてほしい」と同店。横浜市内のある百貨店担当者も「ファッション分野ではTシャツなどの売れ行きが良い半面、ジャケットなどが苦戦し、平均客単価が下がっている」と複雑な胸の内を明かした。


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