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地域の“顔”が閉店 さいか屋川崎店

社会 神奈川新聞  2015年06月01日 03:00

「ありがとう」「日本一」などの声が上がる中、閉店したさいか屋川崎店=午後7時50分ごろ、川崎市川崎区
「ありがとう」「日本一」などの声が上がる中、閉店したさいか屋川崎店=午後7時50分ごろ、川崎市川崎区

 JR川崎駅東口の“顔”として、長年市民に親しまれてきた老舗百貨店「さいか屋川崎店」(川崎市川崎区)が31日、閉店した。郊外のショッピングセンターとの競合激化などを受けて、業績が低迷。リーマン・ショックが追い打ちをかけ、約60年の歴史に幕を閉じた。

 午後7時50分、営業終了を迎えた正面玄関前には、最後の瞬間を見届けようと大勢の人だかりができた。同店の鈴木士文店長が「長きにわたりご愛顧たわまったことに、従業員一同感謝いたします」とあいさつ。シャッターが下りると、拍手とともに「ありがとう!」「さようなら!」といった叫び声が聞こえた。

 横浜市鶴見区の会社員大野幹雄さん(56)は「この店と一緒に年を取ってきたようなもの。子どものころ、食堂でお子さまランチを食べるのが楽しみだった。時代の流れとはいえ、さみしいですね」と閉店を惜しんだ。

 同店は1956年5月開店。跡地利用についてはまだ決まっていない。


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