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「東日本」以来の震度5強 横浜川崎で2人けが

社会 神奈川新聞  2015年05月31日 03:00

サッカーJリーグの横浜M-G大阪戦の途中で地震が発生し、安全確保を呼び掛ける電光板のメッセージ=30日午後8時27分、横浜市の日産スタジアム
サッカーJリーグの横浜M-G大阪戦の途中で地震が発生し、安全確保を呼び掛ける電光板のメッセージ=30日午後8時27分、横浜市の日産スタジアム

 小笠原諸島西方沖で30日に起きたマグニチュード(M)8・5の巨大地震で、県内では東日本大震災以来、4年2カ月ぶりに震度5強が観測された。5強となった二宮町では職員が町役場に緊急参集。被害は確認されなかったものの大きな揺れが長時間続き、住民の間に不安が広がった。また横浜、川崎市内で男女2人が転倒するなどして骨折した。

 超高層ビルなどをゆったりと揺らす長周期地震動も発生。大規模地震に特有の現象で、気象庁が試行的に発表している4段階の長周期地震動階級は、横浜市鶴見区で県内初の「2」が観測された。

 県警によると、横浜市西区の横浜ランドマークタワーではエレベーターが約1時間半にわたって停止。69階の展望フロアには約160人がおり、一部の利用客が階段を利用して地上階に降りた。エレベーターは午後9時55分ごろに復旧した。

 同市消防局によると、自宅にいた磯子区の女性(86)が驚いて立ち上がろうとした際に足の指を骨折。川崎市内では男性(56)が自宅マンションの階段で転倒し、肋骨(ろっこつ)を折った。

 二宮町は午後8時35分に全職員を参集。防災安全課や都市整備課の職員らが町内をパトロールし、警察や消防とも被害がないことを確認後、警戒態勢を解いた。

 しかし、住民らが体感した揺れは大きく、町消防本部の職員も「棚から物が落ちるようなことはなかったが、大きくゆったりとした横揺れが1分ほど続いた」と話した。テレビを見ながら1人で食事中だった同町富士見が丘の男性(72)は「小笠原で地震があったという速報を見た後に揺れが来た。そんな経験は初めてだったので驚いた。30秒は横揺れが続いたのではないか」。同町では東日本大震災の際も震度5強を観測していた。

 試合中だったサッカーのJ1リーグは中断が相次いだ。横浜F・マリノスがガンバ大阪と対戦した日産スタジアム(横浜市港北区)では後半の途中に小さな揺れが1分ほど続き、揺れが大きくなった午後8時27分に試合が中断。揺れが収まり、安全が確認された10分後に再開した。スタンドは一時騒然としたが「身の安全を確保してください」との場内アナウンスが流れ、大きな混乱はなかった。

 平塚市のShonanBMWスタジアム平塚で実施された湘南ベルマーレとサンフレッチェ広島の試合も一時中断した。


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