1. ホーム
  2. 経済
  3. 6年連続増収増益 17社が過去最高益見込み 浜銀総研予想

6年連続増収増益 17社が過去最高益見込み 浜銀総研予想

経済 神奈川新聞  2015年05月30日 12:32

 浜銀総合研究所がまとめた県内上場企業の2016年3月期決算予想は、全産業で売上高が前年比8・2%増の11兆279億円、経常利益が7・0%増の5793億円となり、6年連続で増収増益の見込みとなった。国内外の緩やかな景気回復を背景に業績回復が今後も続く見通しという。

 集計対象は、横浜銀行などの金融業や売り上げが10兆円を超える日産自動車、上場間もない企業などを除いた119(製造業74、非製造業45)社。 
 製造業は売上高が4・4%増、経常利益が4・0%増の見通し。非製造業はそれぞれ13・3%増、12・0%増を予想している。業種別でみると、売上高は、ノジマなどM&A(企業の合併・買収)で業容を拡大した企業が大幅な増収を見込むなど全業種で増収予想。経常利益は、タイや中国など新興国経済の減速で4・4%減を見込む「自動車・同部品」や「運輸・倉庫」「サービス」を除き、増益を予想する。17社が過去最高益を見込む。

 同総研の新瀧健一主任研究員は「(企業は)国内外の景気は今後も緩やかな拡大が続き、15年度も業績の回復が続くという見方をしている」と分析。一方で「海外景気の悪化がリスク要因」と指摘した。

 また、15年3月期の連結決算集計は、売上高が6・2%増の10兆1904億円、経常利益は2・2%増の5416億円だった。

 製造業では、海外で売り上げを伸ばした「一般機械」が売上高11・0%増、経常利益52・0%増と好調。ニッパツの北米事業立ち上げ費用による特殊要因で減益となった「その他加工型」を除き、製造業は増収増益となった。

 非製造業は、住宅市場が消費増税前の駆け込み需要の反動減から回復していない影響が大きく、「卸売」が売上高4・8%減、経常利益34・8%減となった。ただ、工事の進捗(しんちょく)で業績が大きく変動する「プラント建設」を除くと、非製造業全体では増収増益だった。

 約6割の企業が増益となり、相鉄ホールディングスや富士通ゼネラルなど17社が過去最高益を記録。新瀧主任研究員は「15年3月期はアジアを中心に海外での売上高を増やした製造業がけん引した」と総括した。


シェアする