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サンゴ密漁で初の実刑 中国人船長、罰金1000万円も 地裁判決

社会 神奈川新聞  2015年05月28日 03:00

 伊豆諸島南部の鳥島(東京都)沖でサンゴを密漁したとして、外国人漁業規制法違反の罪に問われた中国籍の漁船船長(46)の判決公判が27日、横浜地裁であった。足立勉裁判長は懲役1年、罰金1千万円(求刑懲役1年6月、罰金1500万円)を言い渡した。被告は昨年12月の法改正後、初の逮捕者で、法務省によると昨秋からの一連のサンゴ密漁事件で実刑判決は初めて。

 足立裁判長は判決理由で、被告が採ろうとした宝石サンゴは日本の希少な水産資源で、漁には厳格な規制があると指摘。被告は海上保安庁の巡視船から再三にわたって退去警告を受けたのにサンゴ漁を断行したとし、「利欲性の高さや法秩序軽視の姿勢が目に余る」と非難した。

 法改正によって違法操業に対する厳罰化が進んだことも踏まえ、「犯罪の抑止と予防の見地からも、厳しい態度で臨むことが要請される」とし、実刑判決を選択した。

 判決によると、被告は昨年12月21日、中国籍の男性乗組員(45)=同法違反罪で公判中=と共謀し、鳥島沖でサンゴ漁具を使って漁業を行った。

 昨年12月の法改正で、領海内操業の罰金額の上限は400万円から3千万円に引き上げられている。


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