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異議申し出で当落逆転 4月の相模原市議選

政治行政 神奈川新聞  2015年05月26日 03:00

会見の冒頭で謝罪する相模原市選挙管理委員会の井上正明委員長(左端)ら=相模原市役所 と、大槻氏の有効票と判断された無効票の1票
会見の冒頭で謝罪する相模原市選挙管理委員会の井上正明委員長(左端)ら=相模原市役所 と、大槻氏の有効票と判断された無効票の1票

 相模原市議選南区選挙区で次点となった大槻和弘氏(59)からの異議申し出に対し、市選挙管理委員会は25日、この申し出を認容する告示を行った。20日の開披再点検で、無効票の中に大槻氏に投票したと判断できる有効票1票を確認し、大槻氏の得票数は3304・340票とした。最下位当選の小林丈人氏(43)とは0・661票差だったため、両氏の当落が逆転し、大槻氏を当選人とする決定を下した。

 記者会見で市選管は、無効票を有効票と判断した理由を(1)「大つきか●(判読不能)ひ」と記載され、姓は「大槻」と判断(2)名は「か●ひ」との記載から大槻氏の「かずひろ」の「か」と「ひ」が一致(3)他の候補者の名に類似するものがない-などと説明。「投票の記載が候補者氏名と一致しない投票であっても、その記載が候補者氏名の誤記と認められる限りは当該候補者に対する投票と認めるべき」とする最高裁判例を基に判断した。

 市選管の井上正明委員長は「(無効票と判断した)区選管と市選管の判定が一致するのが当然なのに、違いが出た。そのことで当落が分かれ、1票といえども信頼という点で市民にご迷惑をかけた」と謝罪した。

 また、開披再点検を通じて白票が8票多いことも発覚。2票としていた「持ち帰り票」をマイナス6票と訂正し、投票者総数よりも投票総数が6票多いという不可解な結果を出した。市選管は「なぜこういうことが起きたか、しっかりと検証する」と、引き続き原因調査などを行うとした。

 今回の市選管の決定に不服がある場合、告示から21日以内に県選管に審査を申し立てることができる。


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