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川崎市工事で官製談合 職員・業者に猶予判決

社会 神奈川新聞  2015年05月22日 03:00

 川崎市発注の緑地造園工事で入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪に問われた川崎市建設緑政局技術監理課職員の男(38)=多摩区=の判決公判が21日、横浜地裁であり、佐藤基裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 入札情報を受け取ったとして公契約関係競売入札妨害の罪に問われた造園工事会社元取締役の男(50)=高津区=に対しても、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 佐藤裁判官は判決理由で、元取締役の男の会社が落札すると仕事が確実で安心できたとする職員の男の動機について、「税金を自分たちの思いで扱えるという誤った考えだ」と指摘。一方で、罪を認めていた事情などをくんだ。

 判決によると、職員の男は2013年7月23日ごろ、生田緑地(多摩、宮前区)整備工事の一般競争入札で、市役所内で工事設計書を事前に見せて元取締役の男の会社に工事を落札させ、公正な入札を妨害した。

 川崎市の福田紀彦市長は「入札制度の公平性を担保する情報管理体制の徹底や綱紀粛正に努め、市民の信頼回復に努める」とコメントを出した。


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