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マリノス、MMから新横浜へ 契約終了で来春

スポーツ 神奈川新聞  2015年05月21日 03:00

マリノスタウン
マリノスタウン

 横浜市のみなとみらい21(MM21)地区にあるサッカーJ1、横浜F・マリノスの拠点「マリノスタウン」の土地の定期借地権契約が来年5月に終了する問題で、マリノスが拠点を日産スタジアムに近い新横浜公園(港北区)に移す方針であることが20日、分かった。トップチームとクラブ事務所は来年1月に移るが、ユースやスクールは本年度いっぱいマリノスタウンで活動する。閉鎖後の跡地は、市が周辺の市有地も含め「観光・エンターテインメント」を軸に再整備する方針を打ち出している。

 関係者によると、マリノスのホームスタジアムである日産スタジアムに隣接する補助競技場(日産フィールド小机)と球技場をトップチームのグラウンドとして利用。競技場のレストハウスやスタジアム内施設をクラブハウス機能として活用する。事務所は近隣のオフィスビルに設ける。

 育成組織(ユース、ジュニアユース、プライマリー、スクール)は、本年度までマリノスタウンでの活動を継続する。来年4月以降、ユースはスタジアム隣接の「しんよこフットボールパーク」を利用。ジュニアユースとプライマリーは市内の施設利用に向け調整中という。延べ約千人が参加しているスクールの移転先も調整中だが、新横浜周辺など市内3カ所の施設に分散する見通し。

「維持費より選手強化」




 マリノスタウンがある61街区は、2005年4月から15年4月まで(第1期区域)と06年5月から16年5月まで(第2期区域)の2区画を親会社の日産自動車が市から借りている。

 マリノスは契約終了を見据え、4年前から同所での活動継続や、移転などさまざまな選択肢を検討。クラブライセンス制度の導入で収益構造の改善が急務となる中、負担となっていた維持費の削減と機能集約が図れる新横浜への移転を選んだとみられる。

 マリノス広報室はこれまで「維持費にコストを掛けるよりも(移転して)選手の強化や地元貢献事業などに充てる選択肢もある」と説明していた。今回の決定について関係者の一人は「スクールに通う生徒や保護者には迷惑をかけるが、そのほかにMM21地区を離れるデメリットはあまりない。移転により財政状況が改善され、機能も集約できる良い選択だ」と話した。

 跡地については、市が60街区(現・横浜みなとみらいスポーツパーク)と62街区(空き地)も合わせ計約8・3ヘクタールとし、「観光・エンターテインメント」を軸に再整備する方針をことし2月に決めている。


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