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3Dで顔型チョコ 結婚式ギフトに人気?

話題 神奈川新聞  2015年05月19日 11:30

福田市長の顔型でつくったチョコレート
福田市長の顔型でつくったチョコレート

 3Dスキャナー開発のパイオニア企業と老舗のチョコレート専門店がタッグを組み、人の顔から型を取った立体的なチョコレートを完成させた。オーダーメードでつくるユニークなギフトとして、結婚式の引き出物などに人気を集めそう。コラボの先に新しいビジネス展開を目指すとともに、3D業界の発展を見据えている。

 コラボしたのは「浜野エンジニアリング」(川崎市高津区、浜野治海社長)と「ショコラティエ・エリカ」(東京都港区、神田光教社長)。浜野エンジニアリングは1976年に創業、25年前から医療や化粧品分野などで使われる高性能な3Dスキャナーの開発・製造に取り組む。

 同社取締役の浜野雄基さん(37)は3D界で活躍する人材の育成を目指し、世代を超えて親しまれるスキャナーの活用法を考えていた。そんな折りに市などの紹介で出合ったのが、オーダーメードチョコの製造販売も手掛ける老舗店ショコラティエ・エリカだ。

 使用する3Dスキャナーは、「川崎ものづくりブランド」にも認定されている「VOXELAN(ボクセラン)」。人の顔にレーザーを当ててカメラで読み込み、3Dデータを取得。調整を加えたデータを基に、ポリカーボネート板を切削し、1週間ほどで縦4・3センチ、横3・6センチの型が完成する。

 出来上がった型に温度を調整しながらチョコを流し込んで固めれば完成。試作を担当したショコラティエ・エリカの小川忍さんは「顔は細かい凹凸が多いので、うまく表現するには型内の空気をしっかり抜くことが必要」。試作品として、川崎市の福田紀彦市長の顔型チョコを制作した。

 「イレギュラーなチョコのオーダーを受けたこともあったが、型の制作費が高額になりがちだった。今後は手軽な値段で、結婚式の引き出物などのニーズに応えられる」と小川さん。

 幼いころからショコラティエ・エリカのチョコが大好きだったという浜野さんは、「こんな形でタッグを組めて本当にうれしい。日ごろから3D製品に触れることで3Dの設計者やデザイナーを目指す人材を育て、ものづくりを発展させたい」と期待を膨らませる。

 型のサイズは変更可能で、制作費などは応相談。問い合わせは、ショコラティエ・エリカ電話03(3473)1656。


手にする浜野雄基さん
手にする浜野雄基さん

顔型をつくるために使う3Dスキャナー「VOXELAN」(浜野エンジニアリング提供)
顔型をつくるために使う3Dスキャナー「VOXELAN」(浜野エンジニアリング提供)

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