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神大、51度目V 県大学野球春季リーグ

スポーツ 神奈川新聞  2015年05月19日 03:00

2シーズンぶり、51度目の優勝を果たし、喜ぶ神奈川大ナイン=神奈川工大KAITスタジアム
2シーズンぶり、51度目の優勝を果たし、喜ぶ神奈川大ナイン=神奈川工大KAITスタジアム

 神奈川大学野球春季リーグ第6週第3日は18日、神奈川工大KAITスタジアムで神奈川工大-神奈川大の3回戦を行い、神大が4-0で勝って9勝3敗の勝ち点4とし、2季ぶり51度目の優勝を決めた。神大は第64回全日本選手権大会(6月8日から7日間・神宮球場など)に出場する。

 神大は3連投となったエース濱口遥大(3年)が9安打2四死球で完封。山原泰士(4年)、久保田佳(同)のソロ本塁打などで挙げた4点を守り切った。

 桐蔭横浜大と鶴見大の3回戦は桐蔭大が11-1で大勝し、勝ち点を挙げた。

 最終第7週第1日は23日関東学院大釜利谷球場で、桐蔭大-関東学院大、横浜商大-工大の各1回戦を行う。


◇エース濱口、思いを込めた一球
 九回2死一、三塁。2ボール2ストライクから内角を鋭く突いた直球で空を切らせた。「三振で決めたかった」。最後の一球、そしてこれでもかという派手なガッツポーズ。神奈川大のエース濱口の左腕には、思いのすべてが乗っていた。

 この3連戦。完投した初戦はタイブレークの十一回に2点を失い3-4で敗れた。2回戦は1点リードの九回に救援するも二度同点とされ、タイブレークの末に辛くも勝利。エースとしての強すぎるほどの自覚から試合直後には「緊張で息ができなくなってしまった」と熱中症で搬送されていた。

 2年生だった昨季、6月の全日本選手権で準優勝へと駆け上がったものの、一転して秋にはリーグ5位に沈んだ。「自分が何とかしなければいけないと思っていた」。だから、当然のごとく、この日も3連投のマウンドに上がった。

 ただ、その裏にあるのは精神論だけではない。この1年を「打ち取るイメージを持ち、考えて投げるようになった」と振り返り、この日のマウンドは最速150キロの直球に頼らず、「相手は振ってくる印象だったので」と、チェンジアップで巧みにかわした。

 頂点をつかんだ完封。「ほっとした」と安堵の表情を浮かべた濱口は、すぐに口元を結んだ。「昨年は目の前で日本一を見せられた。その悔しさをぶつけたい」。一つ目のヤマは越えた。次は未踏の高みへチームを導く。


○選手がよくやった
 神奈川大・古川祐一監督(46)の話
 長かった。リーグ戦を優勝することが一番難しい。昨年のメンバーが多く残り、勝たなければいけないプレッシャーの中、選手たちがよくやってくれた。


○一体となり戦えた
 神奈川大・胡麻裕宜主将の話
 4年が中心となり一体となって戦えた。昨年は秋にリーグ5位となり、いろいろな思いがある中だったので最高にうれしい。勝ち点を5にした上で、日本一を取りに行きたい。


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