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オスプレイ横田基地へ 県内住民にも不安

社会 神奈川新聞  2015年05月13日 03:00

米空軍仕様のCV22オスプレイ(AP=共同)
米空軍仕様のCV22オスプレイ(AP=共同)

 横田基地(東京都)に配備されることになった米空軍のCV22オスプレイは離着陸の際、相模原市上空を低空飛行する可能性が高いと指摘されている。市民からは安全性などについて不安視する声が出ており、地元自治体も注視していく方針だ。

 相模原市などによると、同基地に着陸する米軍機は相模川や米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)などの上空から、徐々に高度を下げてアプローチしていくことが多い。昨夏、沖縄から米海兵隊のMV22オスプレイが横田基地に飛来した際も、厚木基地上空を通過し、相模原市上空を飛ぶ姿が目撃されている。

 市渉外部によると、今回の横田基地配備について、市には国から情報提供はなかったという。その上で「CV22はMV22よりも事故率が高いといわれており、安全性が心配だ。横田基地に配備された場合、相模原の上空を飛ぶ可能性があるので注視していかなければならない」と懸念を示した。

 米軍基地を監視する市民団体「厚木基地爆音防止期成同盟」は「視界維持のためか後部ハッチを開けた状態で飛ぶので沖縄では部品や物品の落下が相次いでいる。相模原や県央地域は国内でも屈指の人口密集地で、上空を飛ばすのはおかしい」と指摘する。

 同市中央区の淵野辺公園を散歩していた女性会社員(47)は「普段も米軍機は機体が見えるほど、低く飛んでいる。この辺りは小中学校も多いし、住宅も密集している。オスプレイはこれまで何度も落ちていると聞くのに、そんな物が飛んでいいのか」と心配する。

 市渉外部は「オスプレイの運用方法などが判明した段階で、事前の情報提供や騒音対策など国や米軍への要請を考えたい」と話す。


東京・米軍横田基地を離陸する米海兵隊のMV22オスプレイ=2014年7月(共同)
東京・米軍横田基地を離陸する米海兵隊のMV22オスプレイ=2014年7月(共同)

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