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675億円の最高益 横浜銀行15年3月期決算

経済 神奈川新聞  2015年05月13日 03:00

2015年3月期決算について説明する寺澤頭取=横浜市西区の横浜銀行本店
2015年3月期決算について説明する寺澤頭取=横浜市西区の横浜銀行本店

 横浜銀行が12日発表した2015年3月期決算(単体)は個人向け投資型商品の販売好調や与信関係費用の大幅減を受け、純利益が6年連続の増加となり、前期比14・9%増の675億円で過去最高益となった。寺澤辰麿頭取は「デフレからインフレに変わっていく中で、お客さまの金融資産の購買力を守っていくことが必要になる」と強調、投資型商品の販売を中心に担当者を約100人増員するなど、この分野に注力する方針を示した。16年3月期の純利益は690億円で過去最高益更新を見込む。

 15年3月期は、貸出金利低下により資金利益が減少して1550億円にとどまったものの、投資型商品販売などによる手数料収入の役務取引等利益は422億円に増加。売り上げにあたる業務粗利益は2期連続増加となる0・6%増の2044億円だった。

 本業のもうけを示す実質業務純益は2・1%減の1040億円。人員増加やインフラ整備などによる経費の増加が影響した。

 倒産の減少や引当金の戻し入れにより、与信関係費用は93・9%減で過去最低水準の7億円。このため経常利益は10・4%増の1020億円となった。

 3月末の預金残高は前期末比2・1%増の12兆1121億円で初の12兆円台。貸出金残高はアパートローンや中小企業向けを中心に増え、2・8%増の9兆7612億円だった。県内の貸出シェアは33・2%。公的資金投入時から順調に増加しており、寺澤頭取は「地元に回帰して、神奈川に力を入れた姿」と強調した。

 不良債権比率は1998年の金融再生法導入後で最低水準の2・0%となり、自己資本比率は13・29%。16年3月期は業務粗利益2070億円、経常利益1025億円といずれも増益を見込む。

 また9月に最終合意を控えた東日本銀行との経営統合について、寺澤頭取は「予定通りに順調に進捗(しんちょく)している」と述べた。


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