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布ぞうりで復興支援 相模原市民団体

社会 神奈川新聞  2015年05月11日 03:00

「青い鳥」が復興支援の一環で販売している手作り布ぞうりと前川代表=相模原市緑区
「青い鳥」が復興支援の一環で販売している手作り布ぞうりと前川代表=相模原市緑区

 相模原市緑区を拠点に福祉と環境を考えるボランティア活動を行う市民グループ「青い鳥」が、10周年を迎えた。東日本大震災が発生した2011年からは手作りの布ぞうりを販売し、収益金を被災地へ送る復興支援に力を入れる。今年もゴールデンウイーク(GW)にイベントを開催し、観光客らに協力を呼び掛けた。

 青い鳥は05年、地元在住の前川好子代表(54)らが結成し、メンバーは現在、市内中心に20人。福祉活動を行う団体を資金面で支援しようと、手作り品を販売。その収益金を地域の社会福祉協議会に寄付している。

 こうした活動のさなかに震災が起きた。かつて旅行会社の添乗員をしていた前川代表は「東北地方の多くの知り合いが被災した。人ごとではない」と被災地の支援に取り組み始めた。

 被災地支援で連携するのが、福島県いわき市のNPO法人ザ・ピープル。古着のリサイクルなどを行っている団体で、震災後は現地で交流サロンを開設するなど被災者支援を続ける。

 布ぞうり作りで材料となる古着の浴衣などは自分たちで集めるほか、ザ・ピープルからも提供してもらう。これを洗濯して生地に戻し、染色。裂いた生地を編み込み、ぞうりに仕上げている。編み込む作業だけでも1足1時間程度かかる。

 2~6日に津久井湖観光センター(相模原市緑区太井)の屋外で開催したイベントでは、子ども用から大人用までの各サイズを昨年の倍となる千足作り、約300足を販売。売れ残ったぞうりは、9、10の両日の若葉まつり(中央区)など他のイベントやフリーマーケットなどで販売する。

 前川代表らメンバーは「復興が進んでいるとはいえ、まだ仮設住まいの方もいる。被災地のことを忘れず、これからも支援を続けていきたい」と、活動を継続させる方針だ。


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