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墓前祭で戦没者追悼 海自関係者や遺族ら参列

社会 神奈川新聞  2015年05月10日 03:00

祭壇に花を手向ける戦没者遺族ら=馬門山海軍墓地
祭壇に花を手向ける戦没者遺族ら=馬門山海軍墓地

 旧海軍関係者ら戦没者の冥福と平和を祈る墓前祭が9日、横須賀市根岸町の馬門山海軍墓地で行われた。遺族や海上自衛隊関係者、地域住民ら約330人が参列した。大津地区連合町内会、大津観光協会、海上自衛隊OBらでつくる横須賀水交会など5団体が主催し、今年で60回目。

 町内会の山田敏一会長が主催者を代表し、「再び悲惨な歴史を繰り返すことが絶対ないように決意し、平和の道を毅然(きぜん)と進む」と追悼の言葉を述べ、黙とうが行われた。

 神風特別攻撃隊に所属していた2人の兄を亡くした伊従明子さん(86)=同市東逸見町=は、祭壇に花を手向け、静かに手を合わせた。墓地内に立つ「関口特攻兄弟之碑」には兄の関口哲男さん、剛史さんがそれぞれ24歳、19歳の若さで戦死したことが記されている。伊従さんは「兄のことを忘れたことはないんですが、あらためて思い出しました。若い人がみな死んでしまい、愚かな戦争だった」と話した。

 馬門山海軍墓地は1882年に開設され、軍艦「河内」や「筑波」の殉職者、戦死者ら1592柱が眠っている。


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