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「一芯三葉」心掛けて 伝統の茶摘み今年も 相模原・上溝中生徒ら1000人

話題 神奈川新聞  2015年05月10日 03:00

学校敷地の茶畑で茶摘みをする生徒ら=相模原市立上溝中
学校敷地の茶畑で茶摘みをする生徒ら=相模原市立上溝中

 全校生徒による伝統の茶摘み体験行事が9日、相模原市中央区横山5丁目の市立上溝中学校の茶畑で開催された。近隣の小・中・高校にもPTAを通じて参加を呼び掛け、総勢約千人が一斉に茶畑に入って先端の柔らかい新葉を手摘みした。

 茶畑は同校正門前の球技コートを取り囲む傾斜地にあり、敷地面積は約千平方メートル。生徒らはクラスごとに割り振られた受け持ち場所で、1回で1本の芯と3枚の葉を摘む「一芯三葉」を心掛けて先端から5センチほどを丁寧に摘み取った。

 茶摘み行事を準備してきた生徒会の福祉委員会委員長で、3年の宝井美奈さん(14)は「65年という伝統のある行事。今年も受け継ぐことができてよかった」と、茶摘みに精を出していた。

 収穫された生茶葉は約65キロ。この日のうちに市内の製茶工場へ搬入された。製茶は学校の略称(上中)にちなんだ「上中茶」として、近くの福祉施設へ寄贈する。生徒にも一部販売され、売上金は日本赤十字社を通じて東日本大震災の義援金として寄付する予定。

 同校で茶摘みが始まったのは1950年ごろ。戦後間もない財政難の中、教材や文房具を購入するために学校の敷地を造成し、茶栽培に取り組むようになったとされる。学校敷地の茶畑で茶摘みをする生徒ら=相模原市立上溝中


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