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箱根町「冷静な対応を」 箱根山警戒レベル引き上げで 

箱根登山鉄道 神奈川新聞  2015年05月08日 03:00

通行止め作業が行われる県道=6日午後0時45分ごろ、箱根町仙石原
通行止め作業が行われる県道=6日午後0時45分ごろ、箱根町仙石原

 大型連休中の箱根山の噴火警戒レベル引き上げに、国内有数の観光地・箱根町に衝撃が走った。観光面での風評被害が懸念される中、町などは「住民の生活への影響はない」と冷静な対応を呼び掛けた。

 気象庁が噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げたのを受け、町は6日午前6時10分、町全域の防災行政無線で、火口周辺の避難指示を伝える情報を流した。

 同8時半には町役場で県温泉地学研究所とともに緊急会見を実施。山口昇士町長は「一年を通じて観光客が非常に多い大型連休中の警報。観光にとっては非常に厳しい」と険しい表情を見せた。

 町などは、想定される最大震度は3相当であることや、小規模な水蒸気噴火が起きた場合に噴石が飛ぶ範囲は火口から数百メートル程度であることなどを説明。「大涌谷周辺のごく限られた範囲。住民は通常の生活なので、不安をかきたてるようなことをしたくない」と冷静な対応を求めた。

 一方、町内の各所では、例年の大型連休とは少し違った風景が見られた。

 大涌谷につながる県道が通行止めとなった6日、入り口には移動式のガードレールとともに、通行止めの看板が設置された。前日まで渋滞が発生していた周辺の道路は車がほとんど通らず、たまに通過する車からはスマートフォンで通行止めの様子を写真に撮る観光客の姿もあった。

 箱根の玄関口でもある箱根登山鉄道箱根湯本駅でも観光客の数はやや少なめ。駅員は「例年の大型連休最終日ならロマンスカーの切符を求める列が20メートル近くできるのに」と複雑な様子だった。

 山口町長は6日の会見で「火山活動が早く終息し、規制を解除できれば」と祈るように述べた。


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