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まち開きで渋滞悪化か 海老名駅西口地区

社会 神奈川新聞  2015年05月07日 03:00

整備計画が立体交差に変更される県道下今泉門沢橋線=海老名市河原口
整備計画が立体交差に変更される県道下今泉門沢橋線=海老名市河原口

 県が整備を進めている、海老名市内を南北に縦断する都市計画道路「下今泉門沢橋線」の進捗(しんちょく)状況に注目が集まっている。海老名駅西口地区に面する区間の交通渋滞が、10月の同地区の「まち開き」で悪化する懸念があるためだ。JR相模線、相鉄線との交差部分をアンダーパス(地下化)からオーバーパス(高架化)に計画を変更して工期の短縮を目指すが、整備の長期化は避けられない。

 県厚木土木事務所東部センターによると、下今泉門沢橋線は1972年度に工事が始まり、計画区間約7・9キロのうち約5・3キロが完成、供用開始している。主な整備内容は交通の円滑化を目的とした2車線から4車線への拡幅だ。

 整備スケジュールは、市南側の寒川町境から北上する形で段階的に実施。2011年度より市道13号の交差点(同市河原口)から県道51号との合流点(同市上郷)までの約800メートルの区間が対象となり、設計と用地買収が続いている。

 この区間はJR相模線と相鉄線の踏切があって交通渋滞の発生要因になっている。そのため、着工当初の計画では両線の地下を通過するアンダーパスの構造を予定していた。

 しかし、海老名駅西口土地区画整理事業がスタートするなど、周辺状況が変わり、計画を再検討。その結果「工期の短縮、経費の節減、冠水リスクの回避」の三つの理由から高架によるオーバーパスに変更する方針を昨秋までに決定した。

 その効果として、工期が約12年から約9年に短縮、経費が約70億円から約40億円の削減になる。また水田など農地が広がる予定地周辺は、市のハザードマップで0・5メートル未満の浸水域になっており、近年の異常気象によるゲリラ豪雨から通行止めのリスクを低下させる目的も加わったという。

 同センター道路都市課は「用地買収は数年かかる見通し。全体の整備は海老名駅西口地区のまち開きには間に合わないが、先行買収により右折レーン設置など交差点改良を急ぎ、交通渋滞の解消に寄与したい」と話している。

 海老名駅西口地区の渋滞対策として、市も同線と並行して駅側へ百数十メートルの場所で市道上郷河原口線の整備に着手。JR相模線、相鉄線との交差部分はアンダーパスを計画しているが、関係者との協議は遅れている。約920メートルの区間の用地買収も難航、こちらも完成のめどは立っていない。

 内野優市長は24日の定例会見で、「交通渋滞は新たな市政の課題。県道整備の促進については長年要望してきた」など、対応を尽くす考えをあらためて示した。


海老名駅西口地区道路整備
海老名駅西口地区道路整備

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