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噴火したらどうなる? 半径2キロ降灰想定

社会 神奈川新聞  2015年05月06日 12:45

 箱根山で発生の可能性が高いとみられてきた噴火形態は、大涌谷周辺を火口とする水蒸気噴火だ。箱根町が2004年に作製した火山防災マップでは、火山灰の影響範囲をおおむね半径2キロ以内と想定。気象庁も「今回の火山活動で水蒸気噴火が起こり得る」と指摘している。

 大涌谷の噴気地帯を火口に想定した防災マップの影響想定図によると、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの中継地点である早雲山駅、芦ノ湖北岸の桃源台駅付近まで火山灰が及び、1センチ以上堆積する可能性がある。それより火口に近いと火山灰の量が多くなり、大涌谷駅を含む半径1キロほどの範囲では10センチ以上積もるとみている。

 降灰があると、車の通行が困難になり、健康被害や農作物への影響が出てくるという。

 火山灰より大きく、身体に危険な噴石が飛散する恐れもある。噴火の規模が大きければ、ロープウェイの姥子駅や駒ケ岳付近まで及ぶと予想している。
 ただ、箱根山で起きてきた噴火活動は多様で、次の活動が想定したような形態になるとは限らない。

 直近の12~13世紀は地質調査から水蒸気噴火だったとされるが、文献は残っていない。3千年前には噴火によって崩れた土砂が早川をせき止め、芦ノ湖がつくられた。ほぼ同時期にマグマが上昇し、火砕流も発生したという。6万6千年前にあった最大級の噴火では、火砕流が横浜や三浦半島にも及んだとされている。

 こうしたことから、将来的にマグマが噴出するような噴火の可能性も否定はできず、大涌谷以外の周辺地域で何らかの現象が起きる危険性も指摘されている。


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