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箱根山警戒レベル初の2 大涌谷周辺で小規模噴火の可能性

社会 神奈川新聞  2015年05月06日 09:15

 火山活動が活発化している箱根山(箱根町)で大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は6日、5段階の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げ、「火口周辺警報」とした。箱根山の警戒レベル引き上げは2009年3月の運用開始以来、初めて。既に立ち入りが規制されている箱根ロープウェイ大涌谷駅近くの遊歩道やハイキングコースに加え、駅を含む一帯に規制範囲が拡大されている。

 同ロープウェイは同日、全線(早雲山-桃源台)の運行見合わせを決定。大涌谷に通じる付近の県道も通行止めとなっている。箱根町は大涌谷周辺に避難指示を発令し、火口が想定されるエリアへの立ち入りを禁じている。

 気象庁によると、小規模な噴火が起きた場合、大涌谷周辺は大きな噴石に警戒が必要で、風下では火山灰や小さな噴石が降る恐れがある。

 大涌谷周辺では4月26日から火山性地震が増加しており、気象庁によると5月5日には湯本で震度1を観測する地震が3回発生。より微小な地震も捉える県温泉地学研究所の独自観測では、同日早朝に大涌谷で震度1~3相当の揺れが5回確認された。これらの地震活動に関連したわずかな地殻変動が観測されているほか、大涌谷斜面の温泉供給施設では蒸気が勢いよく噴出し続けている。

 これらの状況から気象庁は火山活動がさらに高まっていると判断。6日午前6時に警戒レベルを引き上げた。


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