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1日最多の火山性地震

社会 神奈川新聞  2015年05月06日 03:00

火山性地震が続く箱根山の大涌谷=5日午後2時6分(共同通信社ヘリから)
火山性地震が続く箱根山の大涌谷=5日午後2時6分(共同通信社ヘリから)

 箱根町の大涌谷付近で続く活発な火山活動で、5日は早朝を中心に火山性地震が急増した。気象庁によると、地震活動が活発化した4月26日以降、1日としては最多の98回を午後3時までに記録。県温泉地学研究所が大涌谷で行っている独自観測では、これまでで最大の震度3相当の揺れが捉えられた。

 5段階の噴火警戒レベルは1(平常)のままだが、気象庁は「引き続き大涌谷付近で突発的な蒸気の噴出などが起きる恐れがある」として、遊歩道などの規制エリアに立ち入らないよう呼び掛けている。

 気象庁火山課によると、ふもとの同町湯本で震度1を観測する地震が5日午前6時22分ごろと同56分ごろに発生。地震の規模を示すマグニチュード(M)は2・2と2・6だった。また、午後9時13分ごろにも湯本で震度1の地震があった。M2以上の地震が1日10回程度起きれば、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があるという。

 より微小な地震も捉える温地研の独自観測では、午後5時半までに162回の地震を記録した。このうち48回が午前6時~7時に集中。この時間帯を中心に大涌谷で震度1~3相当の揺れを観測する有感地震が5回あった。群発地震が始まってからの地震の回数は千回を超えた。大涌谷斜面の噴気や山体の膨張を示す地殻変動も続いており、地下でマグマの動きが活発になっているとみられるという。

 大涌谷や神山付近を中心とした活発な群発地震活動は数年に1度程度起きており、2001年に今回を超える大規模な活動が発生。11年3月の東日本大震災後も活発化した。


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