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花で地産地消を 横浜に県内初の生花店

経済 神奈川新聞  2015年05月06日 03:00

県内産のカーネーションなどが並ぶ店頭=フルールカレン市が尾店
県内産のカーネーションなどが並ぶ店頭=フルールカレン市が尾店

 花で地産地消を-。県内産品を積極的に扱う「かながわブランドサポート店」に認定された生花店が、横浜市青葉区に登場した。生花店では第1号で、肉や野菜だけでなく、花でも地産地消を進めるのが狙いだ。安価な海外産が多く出回る中、日持ちの良さや品質の高さをアピール、国内の生産者を盛り上げようという試みでもある。

 この生花店は、東急田園都市線市が尾駅に隣接する商業施設「エトモ市が尾」2階、「フルールカレン市が尾店」。東急ストア100%子会社の東光フローラが、4月1日にオープンした。

 今は10日の「母の日」を前に、県央部で生産された色とりどりのカーネーションが前面に並ぶ。かながわの名産100選の一つ「湘南のバラ」や、県産のハチミツも取り扱っている。

 県産にこだわったのは、同社の神木良和社長が、かながわブランド審査会審査委員の一人であるのが発端だ。統一の生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保しているなどの要件を満たした同ブランド(現在56品目)のうち、花卉(かき)はスイートピー、カーネーション、パンジーの3品目。ただ、県内で生産されていること自体、あまり知られていないのが実情だ。

 県も販路開拓に努めてきたが、輸入品に比べ値段が高いことを理由に、取り扱いに難色を示す生花店は少なくないという。

 「出荷から店頭に並ぶまでの時間が短くて済むため、鮮度は抜群。日持ちもする」と神木社長。「これからは、花も産地をアピールする時代。国内の生産者を応援し、盛り上げていきたい」と力を込める。

 オープンから1カ月。これまで県産の花を手に入れられるのは大型直売所にほぼ限られていたこともあり、客の評判は上々という。同社は現在、県内で11店舗展開しているが、市が尾店をモデル店と位置づけ、地産地消の取り組みを今後、他店に広げることも検討する方針だ。

 県観光課の担当者は「県としても、生花のかながわブランドサポート店は念願だった。県民の皆さんに、地元の花があることを知り、旬を感じてもらえたら」と話している。


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