1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 東京五輪へ人工波 新種目入り狙い技術PR

東京五輪へ人工波 新種目入り狙い技術PR

スポーツ 神奈川新聞  2015年05月05日 03:00

2014年にエクアドルで開かれたサーフィンの世界ジュニア選手権。サーフィンは2020年東京五輪の新種目入りを目指している(国際サーフィン協会提供)(共同)
2014年にエクアドルで開かれたサーフィンの世界ジュニア選手権。サーフィンは2020年東京五輪の新種目入りを目指している(国際サーフィン協会提供)(共同)

 若者に人気のサーフィンが2020年東京五輪の新種目入りを目指している。アピール材料の一つは、人工的に波をつくり出す技術の発達だ。国際サーフィン協会(ISA)のアギーレ会長は「英国と米国で今年オープンする施設では、スイッチ一つで1分ごとに2メートルの高さの均一な波がつくれる。競技から波の大きさによる運不運を排除できる」と説明した。

 人工の波は、テレビを意識した五輪戦略とも合致するという。東京近郊の海岸を調査した同会長は、自然の波を使う選択肢を捨てていないと前置きしながら「人工の波ならテレビ中継の時間に合わせられる。五輪では人工波が現実的だ」と主張。湖などを利用して低予算の運営が可能とアピールする。

 ISAによると、サーフィンの愛好者はすでに世界で3500万人を超えるが、人工波を備えた施設が増えれば「海の近くに住む人だけでなく、誰もが親しめるスポーツになる」と普及面の相乗効果にも期待する。

 東京五輪では野球とソフトボールなどが、開催都市提案の追加種目として有力視されるが、ISAは国際オリンピック委員会(IOC)と独自に交渉を進めている。同会長はスノーボードが冬季五輪に新たなファン層をもたらしたことを引き合いに、サーフィンも「同じように夏季五輪に若い世代の関心を引き寄せられる」と訴えた。


シェアする