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色覚障害者の世界を 横浜で展示会

話題 神奈川新聞  2015年05月05日 03:00

一般色覚者には赤く見える部分が色覚障害者には青く見えていることを示すシミュレーション展示=県立地球市民かながわプラザ
一般色覚者には赤く見える部分が色覚障害者には青く見えていることを示すシミュレーション展示=県立地球市民かながわプラザ

 色覚障害者の見え方をシミュレーションした展示会「こころの色展in横浜」が横浜市栄区の県立地球市民かながわプラザで開かれている。ネオンサインに彩られた繁華街、花畑、野菜も、一般色覚者と色覚障害者ではまるで印象が違って見えていることなどを写真や絵で紹介。みんなに分かりやすい色使い「カラーユニバーサルデザイン」の必要性を解説している。10日まで。入場無料。

 赤と緑、オレンジと黄緑、青と紫などが同じような色に見える色覚障害者は、日本では300万人以上。男性が20人に1人、女性が500人に1人の割合だ。

 展示はパネル約50枚を使い、真っ赤なネオンサインが輝く繁華街も全体が緑っぽく暗く見えていることや、トマトとキュウリが同じ色に見えること、地が黒で文字や数字が赤色の表示は見えにくいことなどを説明。案内図や書類などでの見分けやすい配色などを解説した。認証マークの発行などに取り組んでいるNPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」(東京都、武者廣平理事長)の活動も紹介している。

 訪れた会社員の男性(35)は「知人に色覚障害者がいるが、こんな世界だったのかとびっくりした」と展示に見入っていた。

 10日午前10時からは色覚障害者を講師に迎え、色覚障害体験メガネ「バリアントール」を使った無料セミナーも行う。プラザでは「色覚障害に対する社会の認識はまだまだなので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

 展示は午前9時~午後5時。またプラザでは10日まで「世界のバリアフリー絵本展」も開催中。点字や絵文字などによる世界の絵本23カ国60作品のほか、国内のさまざまな「さわる絵本」「布絵本」も展示している。問い合わせは、同プラザ電話045(896)2121。


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