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民主主義取り戻そう 体制一新しきょう集会

時代の正体 神奈川新聞  2015年05月03日 03:00

3日に発足させる新しい学生団体「SEALDs」(シールズ)のロゴを手にする奥田さん=東京・池袋
3日に発足させる新しい学生団体「SEALDs」(シールズ)のロゴを手にする奥田さん=東京・池袋

 特定秘密保護法に反対する運動を展開してきた学生団体「SASPL」(サスプル)は3日、安倍政権が進める憲法改正の動きに歯止めをかけようと体制を一新し、再始動する。集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、改憲が現実味を帯びてきたことから、より広範なテーマについて意思を表明していく。全国の大学生に結集を呼び掛け、民主主義と立憲主義に基づく政治を求める、としている。

 名称も新たに「SEALDs」(シールズ)という団体に衣替えする。「Student Emergency Action For Liberal Democracy」の頭文字を取ったもので、直訳すれば「自由と民主主義のための学生緊急行動」。

 複数形の「s」を末尾に付けたのは、取り組みが全国で多発的に広がることを願ってのことだという。既に首都圏や関西圏の約20大学の学生約100人が賛意を示しており、憲法記念日の3日、都内で集会を開き本格始動する。

 中心メンバーで明治学院大国際学部4年の奥田愛基(あき)さん(22)は「集団的自衛権は憲法改正を経なければ容認できないと見立てていたが、甘かった。安倍政権は解釈改憲という手で簡単にハードルを突破してきた」と危機感をあらわにする。

 SASPLは特定秘密保護法が成立した2013年12月に発足。国民の知る権利を侵し、民主主義を破壊する悪法だとして首都圏の大学生が集まり、官邸前や東京・渋谷でデモなどの反対運動を重ねてきた。

 自民党の憲法改正草案に民主主義と立憲主義の否定を読み取る奥田さんは「安倍政権の憲法改正へ動きは予想以上の速さで進んでいる。全国の大学生に『民主主義を取り戻そう』と呼び掛けたい」と話し、運動の規模を拡大していく必要性を強調した。


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